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身体のプロが教える「腰痛改善」予防するためのポイントや対処法も解説!

 公開日:2025/03/14
腰痛 改善方法

腰痛は日本人の国民病とも言われています。しかし、同じような生活を送っていても、腰痛になりやすい人となりにくい人がいるのも事実です。一体、「腰痛になりやすい人」にはどのような特徴があるのでしょうか。今回は腰痛の改善方法について、「にしはち鍼灸整骨院」の金井先生に解説していただきました。

金井 修

監修柔道整復師
金井 修(にしはち鍼灸整骨院)

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東京医療専門学校卒業。その後、計15年間都内の整骨院に勤務し経験を積む。2005年、東京都八王子市に「にしはち鍼灸整骨院」を開院。柔道整復師。鍼灸師。

編集部編集部

腰痛を改善するには、どうしたらいいのでしょうか?

金井 修先生金井先生

まずは自分の腰痛の原因を理解し、それに適した施術をおこなうことが必要です。例えば、背筋や腹筋が弱いことで腰痛になっている場合には、それぞれ必要な筋肉を鍛えるトレーニングをするとともに、ストレッチをして硬くなっている筋肉をほぐすといいでしょう。特にトレーニングでは腹筋や背筋を鍛えるだけでなく、体幹を鍛えて姿勢を安定させることも重要です。

編集部編集部

そのほかには?

金井 修先生金井先生

座ったときに足を組む習慣があるなど、腰痛を引き起こしやすい生活習慣がある場合にはそれらを改めることが必要です。ただし、生活習慣は長年の蓄積によるものなので、簡単に変えるのは難しいかもしれません。その場合には、マッサージや運動療法など複数の施術を組み合わせることで、症状の改善が期待できると思います。

編集部編集部

痛み止めを服用するのはどうですか?

金井 修先生金井先生

どうしても痛みが続く場合には鎮痛消炎の効果がある薬を使用するのもいいかもしれませんが、もしかしたら整形外科的な疾患や、婦人科系、消化器系などの疾患が隠れているかもしれません。しばらく腰痛がひかない場合には、念のため、医療機関を受診しましょう。

編集部編集部

湿布にも温湿布と冷湿布がありますが、どうやって使い分けたらいいでしょうか?

金井 修先生金井先生

一般的に、痛みが生じて48時間以内は冷湿布を使って患部を冷やすようにしましょう。その後は温湿布を使って血行を良くしてください。

編集部編集部

特に危険な痛みはありますか?

金井 修先生金井先生

注意してほしいのは「夜間痛」です。一般的に腰痛は活動しているときに痛みが生じますが、寝ているときに痛みが生じるのは、何か怖い病気が隠れているのかもしれません。「寝汗をかく」「寝ていられないほど腰が痛む」などの症状がみられたら、早めに医療機関を受診しましょう。

編集部編集部

あらためて、どのように腰痛と向き合えばいいですか?

金井 修先生金井先生

姿勢の悪さや仕事での負担などが腰痛の原因となることが多く、一般に、腰痛の80%が原因不明の非特異的腰痛とされています。もし長く腰痛に悩んでいる場合には、ご自分の姿勢や筋肉の硬さなどを整骨院で診てもらうことをおすすめします。例えば当院では、患者さんの全身を撮影し、左右や前後のバランスをチェックし、体のどこに重心が乗っているのか、どこに負担がかかっているのかなどを確認して、どの筋肉にアプローチをすればいいのかを検討します。ご自身では真っすぐ立ったり歩いたりしているつもりでも、意外とバランスが崩れることも多いので、腰痛に悩んでいる人はぜひ整骨院にご相談ください。

※この記事はMedical DOCにて<「腰痛」になりやすい人の特徴はご存じですか? 原因や予防法も解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修柔道整復師

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