セレッソ大阪は13日、DF登里享平(33)が左ハムストリング筋損傷と診断されたことを正式発表した。

6日のガンバ大阪戦の後半10分に負傷し、即座に交代していた。

クラブ関係者によると左太もも裏の肉離れで、完治まで数カ月を要する重傷。復帰は早くても7、8月以降となる見込み。

今季、川崎フロンターレから新加入した登里は、開幕から一時首位に浮上した立役者の1人だった。G大阪戦までの全12試合に左サイドバックで先発し、攻守の心臓役を担っていた。

同じG大阪戦で右太もも裏を負傷し、前半途中で交代していた日本代表DF毎熊晟矢(26)は軽傷のため、復帰時期は不明ながら、今回はけがの公表をしていない。

◆登里の負傷の場面 6日大阪ダービー(パナスタ)の後半10分、登里が敵陣に攻め込みながらG大阪のカウンターを浴び、相手選手を追いかけている最中に突然、走行を中止。ぼうぜんと立ち尽くす姿は、本人が重傷を悟ったかのような様子だった。即座に交代となり、センターバックのDF舩木を左に回す緊急措置が取られた。試合は0-1で敗れた。

◆登里享平(のぼりざと・きょうへい)1990年(平2)11月13日、東大阪市生まれ。香川西を経て09年川崎F入団(リーグ、ルヴァン杯、天皇杯の3大タイトルは計7度優勝)し、今季からC大阪へ完全移籍。J1通算292試合9得点(今季12試合無得点)。168センチ、68キロ。