三菱重工浦和レッズレディースが、MF清家貴子(27)の今大会7得点目などで仁川現代製鉄レッドエンジェルズに逆転勝ちし、初優勝した。

男子のトップチームは3度、ACLを制しており、男女でアジアの頂点に立った。

最終ラインのミスから前半13分に失点する苦しい展開も、なでしこジャパンのメンバーでもあるDF石川璃音(20)は「自分たちがペースを握れていたので、みんなで続けようと声をかけていた」と振り返った。会場には5000人のサポーターが駆けつけ、キックオフ前には「We Are Reds」の大合唱を浴びた。「鳥肌が立った」とさらに闘志に火が付いた。

なでしこジャパンでもアジアを勝ち抜きパリオリンピック(五輪)の切符を手にしたが、クラブでのアジアの戦いは格別だった。石川は「こんな経験は本当にない。この場所でやれたことも感謝しないといけない」。今大会はACLのプレ大会の位置付けだが、今季リーグ優勝したら、24-25シーズンから始まるACL切符を獲得できる。リーグ戦は首位で、石川は「勝ちたいですね。またやりたいです。過密日程になってもやってやります!」と、アジア再挑戦を掲げた。