寡黙な男が首位陥落危機を救った。阪神シェルドン・ノイジー外野手(29)が9回に決勝の左前適時打を放って試合を決めた。

1軍昇格の井上広大外野手(22)が5番左翼でスタメン出場。ノイジーはベンチスタートとなったが、燃え上がる思いをボールにぶつけた。2位巨人も勝利したため、0・5ゲーム差は変わらず。1歩も引けない5月戦線が続く。

岡田彰布監督の一問一答は以下の通り

   ◇   ◇   ◇

-6回に左腕島本と左翼ノイジーを入れて、ダブルスイッチしたところがハマった

まあ、そやけどなあ。向こうが、勝手に先に右の代打だすから、こっちがびっくりするわ。あんなの、向こうが待っといたらええのにな。向こう。こっちが、左3人でなあ、左いくの。分かってなかったんかなあ。

-出方を待っていた

そんなもん、ピッチャーを代えるのは、ピッチャーが先やないか。あんな、バッターを先に代えられたから、石井も投げささな、しゃあない。ええ? びっくりしたわ。俺が間違えたかなと思って。ほんま。

-島本もしっかり投げた

そうや。ちょっと甘かったけどな。最初のバッターはな。でもまあ、きょうは桐敷が熱が出て、いなかったからなあ。普通やったら(継投は)6回でも良かったんやけど、青柳もあんなピッチングで、5回で勝ち投手はやれんよ。せめて、球数やなしに6回までと思ってあと1回と言うたけど、あそこで打たれるもんなあ。

-あそこは投げきってほしい

そら6回は投げきってほしいよな。球数の問題やない。自分で1イニングに40球も投げるんやから。そんなもん、そんなんは球数とか関係ないわ。

-リリーフに負担がかかる

そらそうや、やっぱりなあ、今日は桐敷がいてないのは分かっているし、久しぶりの登板やったけど、それはもうちょっとすっと入っていかなな。

-宮崎の状態は心配だが

なあ、どんなんだったの?

-頭に当たったのは見えたが

なあ、アンツーカーはイレギュラー、はねるからなあ。昔より硬しとるやろ、アンツーカー。だから余計はねるんや。昔もっと柔らかかったよ、土入れるところは。今もう、俺今日バットでコンコンやったやん、カチカチやもん。なんであんな硬するんか分からんけどな。危ないというかな、はねるもんな、アンツーカー。

-井上にとっては結果が出た

おーん。いい感じで打ってたからな。

-1打席目からだいぶ積極的に振っていた

いやいやいや、あのノーステップ打法がだいぶ自分の感覚ではタイミングとか取れるようになってきたんちゃうか。

-気が早いがノイジーも大山も真っすぐをしっかり引っ張って打った

そんな1日ぐらいじゃ信用せえへん。まだまだそらお前、まだまだ先が長いからそんなんお前なあ、そんな一喜一憂してたら。それがちょっとなあ、明日続けばなあ、やっぱり自分的にもだいぶ違うと思うけどなあ。まあそのへんやろなあ。

-ノイジーも9回みたいな打席が続けば

まあ、あれはたまたまやけどなあ、まあなあ、それはもう巡り合わせだからそらしゃあないもん。そこで打ったいうことはやっぱりなあ、まあ今日はあれや、1回井上を試したかったのがあるけどな、おーん。明日もう1日休んでもらうで(笑い)。

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