阪神は終盤までもつれた接戦をモノにし、連敗を2でストップさせた。2位巨人も勝利したため、0・5ゲーム差のまま首位をキープした。

リードオフマンの近本光司外野手(29)が、プレーボールと同時に試合を動かした。初回、DeNA東の変化球を引っ張り、右翼ポール際へ運んだ。今季初、通算11本目となる5号先頭打者アーチで先制点をたたき出した。

1-1の同点で迎えた6回には1死一、三塁から大山悠輔内野手(29)が左前への勝ち越し打をマーク。なおも1死一、二塁から今季初昇格した5番の井上広大外野手(22)が三塁強襲のタイムリーを放ち、リードを拡大させたが、その裏に追いつかれた。

3-3の同点の9回、先頭の佐藤輝明内野手(25)が右翼線への二塁打を放ち、坂本の犠打で三塁へ。1死一、三塁から途中出場のシェルドン・ノイジー外野手(29)がDeNA森原の内角直球を振り抜き、左前への勝ち越し打を放ち、これが決勝打となった。

先発した青柳晃洋投手(30)は6回途中3失点で降板して勝ち負けつかず。後を受けたリリーフ陣が無失点でリレーをつなぎ、勝利へ貢献した。

近本が本塁打を放った試合は昨季から8連勝と不敗神話が続いている。

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