バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表GKノイアー(38)がレアル・マドリード戦での重大なミスについて、「小さなモグラの穴があるなんて思ってもみなかった」と、サンティアゴ・ベルナベウのピッチに対して不満を漏らした。

バイエルン・ミュンヘンは8日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でRマドリードと対戦。デイビスのゴールで先制するも、後半43分にノイアーがビニシウスのミドルシュートを正面で弾いてしまい、ホセルに押し込まれて同点にされた。さらにその3分後、ホセルに決勝点を許し、1-2の逆転負けを喫した。これで2戦合計のスコアが3-4となり、決勝進出の夢がついえた。試合後のノイアーの最初の失点についてのコメントを、スペイン紙マルカが10日に伝えた。

「ボールが胸の方に飛んで来ると思っていたということを言わざるを得ないだろう。でもボールはもっと上の方に来てしまったんだ。ピッチに小さなモグラの穴があるなんて思ってもみなかったよ」

ノイアーは1点目の痛恨のミスが、サンティアゴ・ベルナベウのピッチコンディションの悪さにより、ボールが予想に反する動きを見せたことが原因で起こったことを強調した。この失点をきっかけにバイエルンは、4季ぶり、通算7回目の優勝の夢がはかなくも散ることとなった。(高橋智行通信員)