TBS系ドラマ「3年B組金八先生」シリーズの脚本を務めたことで知られる脚本家の小山内美江子さん(本名=笹平美江子、ささひら・みえこ)が94歳で亡くなったことが10日、分かった。同ドラマで主演を務めた、武田鉄矢(75)が故人をしのび、追悼コメントを寄せた。「長いお付き合いでした。32年に渡り、描き続けてくださった「3年B組金八先生」は私の人生を貫く心を作ってくれた作品でした。初めてお会いした日から、最後にお別れした日まで、これからその32年をゆっくり振り返り、何度も何度も思い返そうと思います。心よりご冥福をお祈りします」と哀悼の意を表した。関係者によると、武田と小山内さんが最後に会ったのは16年9月だった。

同作は1979年から2011年年までに渡って放送されたテレビドラマで、武田の代表作となった。中学校の教員である坂本金八(武田)が、学級担任をしている3年B組内に起こるさまざまな問題を解決し、生徒たちが成長していく様子を描く。