アルビレックス新潟は10日、ホームで開催された3日サンフレッチェ広島戦で違反行為を行ったサポーター3人(ほか1名の違反行為も確認し、特定され次第、別途の処分を科す)を、11日浦和レッズ戦からのホームゲーム5試合への入場禁止処分(その間のアウェー戦、カップ戦等の公式戦を含む)にすると発表した。

試合前、広島サポーターの横断幕掲出をめぐり、相手サポーターへの威嚇、フェンスを破損しようとした行為、立ち入り禁止エリアへの侵入があったという。 一方の広島も新潟側から掲出禁止との事前通達を受ける横断幕を主導したサポーター1人と、それを掲示した同3人を違反行為として処分。主導した1人を6日の試合から起算してホーム10試合、提出した同3人をホーム戦5試合の入場禁止(その間のアウェー戦、カップ戦等の公式戦を含む)に処した。

新潟側は横断幕を巡って「試合当日の開門時に提出可否の確認をサンフレッチェ広島様を通じて求められ、当クラブとしては安全な試合運営の支障となるリスクがあるとの判断から提出禁止とし、承諾を得たものでした」としている。

広島の一部サポーターは両チームのウオーミングアップのタイミングで警備を振り切り、今季序盤に新潟から広島に完全移籍で加入したDF新井直人(27)に向けて「広島の男 新井直人 俺達と共に」という横断幕を掲出していた。