東京労災病院汚職 整形外科副部長を収賄容疑で再逮捕

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送検される浅沼雄太容疑者=東京都大田区の警視庁大森署で2024年4月21日午前9時59分、玉城達郎撮影 拡大
送検される浅沼雄太容疑者=東京都大田区の警視庁大森署で2024年4月21日午前9時59分、玉城達郎撮影

 東京労災病院(東京都大田区)の医療機器選定を巡る汚職事件で、警視庁捜査2課は10日、この病院の整形外科副部長で医師の浅沼雄太容疑者(41)=大田区大森南5=を収賄容疑で再逮捕した。

 医療機器メーカー「HOYAテクノサージカル」(東京都新宿区)の前営業部長、小野田大(46)=東京都八王子市鹿島=と営業部社員、加藤高彰(39)=仙台市泉区旭丘堤1=の両容疑者も贈賄容疑で再逮捕した。

 浅沼容疑者の逮捕容疑は、テクノ社製の金属製インプラントを多く使用するなどの便宜を図る見返りに、2022年6~9月ごろ、小野田、加藤両容疑者から現金約25万円を受け取ったとしている。警視庁はいずれの認否も明らかにしていない。

 東京労災病院は独立行政法人労働者健康安全機構が運営しており、職員は「みなし公務員」となる。

 事件を巡って、警視庁は、22年1~4月ごろに現金約55万円の授受があったとして、浅沼容疑者を収賄容疑で、小野田、加藤両容疑者を贈賄容疑で逮捕していた。東京地検は10日、3容疑者を起訴した。【遠藤龍、森田采花】

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