ヴィッセル神戸は10日、翌日のセレッソ大阪戦(ヨドコウ)に向けて前日調整した。

神戸は3日名古屋グランパス戦、6日アルビレックス新潟戦に勝利し、今季2度目の連勝。今季初の3連勝を懸けて戦う試合に向けて、吉田孝行監督(47)は「勝つか負けるかで今後の順位が変わってくると思うし、本当に大事な一戦」といつも以上に力強く話した。

試合会場となるヨドコウは、リーグで7戦勝っておらず、ルヴァン杯も含めると9試合未勝利。神戸にとって鬼門のスタジアムだ。指揮官も「ちょっとしたプレーで相手が勢いに乗ってくる空気感がある。そういう雰囲気にのまれないように、自分たちがやるべきことを当たり前のようにやることが大事」と警戒した。それでも今季は苦手としてきたアウェーでの湘南ベルマーレ戦や、名古屋戦で白星を挙げてきた。DF山川哲史(26)は「なかなか勝てなかったところで今年は勝てた。そういうジンクスは破れるように頑張っていきたい」と話し、負の歴史を変える気持ちは十分。関西クラブ同士の上位対決を制し、神戸は連覇に向けて突き進む。【永田淳】