- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
河野太郎デジタル担当相は10日の閣議後記者会見で、偽造マイナンバーカードを見分ける手法などを盛り込んだ文書を民間事業者向けに速やかに出す意向を示した。偽造カードを使ったとみられる手口で、地方議員の携帯電話が乗っ取られて買い物をされるなどの被害が起きていることを受けた措置。
河野氏は「カードの右上の(キャラクターの)マイナちゃんがパールインキで印刷されているので、券面を印刷しただけの偽造カードは本来見分けることができる。チェックポイントをもう一度きっちり説明する文書を発出する」と述べた。
マイナンバーカードには氏名や住所などの情報が記載されたICチップが搭載されており、「ICチップを読み取っていただくのが一番確実な偽造対策で、厳格な本人確認ができる」と述べた。民間事業者が開発した読み取りアプリの利用を奨励するとともに、適切なアプリがない場合はデジタル庁で開発して無償提供をする考えを示した。【古屋敷尚子】