サッカースターからムービースターへ。ドーピング違反で2月に4年間の資格停止処分を受けた、元フランス代表でユベントスMFポール・ポグバ(31)が映画デビューする。

出演映画は「4 Zero」で、来年4月に公開予定。英デーリースターは9日、「第2の人生とまでは言わなくても、とりあえず映画俳優デビューが決まった」と報じた。サッカーコーチ役で、すでにパリ郊外で2シーンを撮影したという。同紙によると「カメラの前で笑みを浮かべるなど、余裕もあって無難に撮影をこなしている」と伝えた。

22年に公開された「3 Zero」の続編で、アフリカ出身のサッカー少年が、パリ・サンジェルマンで成功を夢見るストーリー。エージェントがアフリカで第2のエムバペを見つけ出す様子を描く内容で、ポグバはそのサッカー少年を教える役とみられる。

ポグバは昨年8月20日の開幕節ウディネーゼ戦に3-0で勝った直後のドーピング検査で高いテストステロン値を示し、禁止薬物が検出された。同9月にイタリアの反ドーピング機関から暫定的な資格停止処分を受け、同10月には2つ目の検体からもテストステロンが検出されていた。資格停止期間は23年9月11日~27年9月10日で、事実上、サッカープレーヤーの続行は難しいとみられる。