ドラマ「密漁海岸」 高橋一生さん、9回目の露伴役で潜水シーン

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(左から)飯豊まりえ、高橋一生、演出の渡辺一貴=東京都渋谷区のNHK放送センターで2024年4月22日、佐々本浩材撮影 拡大
(左から)飯豊まりえ、高橋一生、演出の渡辺一貴=東京都渋谷区のNHK放送センターで2024年4月22日、佐々本浩材撮影

 人気漫画家、荒木飛呂彦(ひろひこ)の同名短編を高橋一生主演で実写化した「岸辺露伴は動かない」シリーズの最新作「密漁海岸」が5月10日午後10時、NHK総合で放送される。

 シリーズは2020年12月に始まり、22年まで計8話が放送された。23年公開の映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を挟み、ドラマは9話目。今回、ファンの中でも人気のエピソードに挑み、「4年間の蓄積による安定感と新しいチャレンジが60分間に凝縮されていると思う」と演出の渡辺一貴は自信を見せる。

 漫画家、岸辺露伴(高橋)と編集者の泉京香(飯豊まりえ)は露伴邸近くに開店したイタリアンレストランを訪れる。そこで出会ったのは、提供する料理で体の不調を治す不思議な力を持ったシェフ(アルフレッド・キャレンザ)。シェフは、どんな病気も治すという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと露伴に密漁を持ちかける。

 見どころはCG(コンピューターグラフィックス)をほとんど使わずアナログにこだわった映像。海中の潜水シーンも、高橋が体を張って何度も演技を繰り返した。「息を吐き切らないと体が沈まない。でも吐き切るとカットがかかった後、上がってこられない。でも皆さんにはあまり伝わらないだろうな」と高橋は笑う。子どもの頃に特撮ドラマを見て育ったという渡辺は「アナログ映像の手触り、臨場感が大切と思っている。CGで全て見せるのもいいが、半分見せて想像させるのも大切」と語った。【佐々本浩材、写真も】

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