【日本ハム細野晴希】デビュー&一夜明けたっぷり「入れ替え戦の方が緊張」/連載25
最速158キロのロマン左腕が実戦デビューしました。日本ハムのドラフト1位ルーキー細野晴希投手(22)が4月20日のイースタン・リーグ、オイシックス戦(鎌ケ谷)で初登板初先発。1回を16球、1安打無失点1三振で、最速は153キロをマークしました。試合後の言葉と、登板翌日のインタビューを併せてお届けします。
プロ野球
◆細野晴希(ほその・はるき)2002年(平14)2月26日生まれ、東京・八王子市出身。加住小2年から交友ビクトリーズで野球を始める。東海大菅生中では軟式野球部に所属。東亜学園に進学し、1年夏からベンチ入り。甲子園出場はなし。東洋大では1年秋からベンチ入り。昨年8月の大学日本代表―高校日本代表でアマ左腕最速の158キロをマークした。180センチ、86キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1300万円。
■4月20日、初登板後
――初登板を振り返っていかがですか
入団からちょっと、3カ月、4カ月結構空いてたんで、早く投げたいなっていう気持ちを抑えながらここまで来てたんで、問題なくまずは投げられたことが一番うれしいです 。
――緊張はありましたか
やっぱり試合の緊張感もありましたし、大卒だったので結果をちゃんと残さないとなっていう緊張感もありました。
――内容はいかがでしたか
先頭、フルカウントから粘って三振取れたのは良かったなと思います。
――四球を出さないことは意識しましたか
みんなからも先頭だけ抑えたらいける、みたいな。それは東洋大の時から言われてたんで、先頭は集中して投げました。
――いちばん感覚が良かったボールは
打たれた球ですかね。(元ヤクルト中山に)センター前に打たれた球(内角152キロ直球)は、結構自分的に良かったです。
――何を投げた
真っすぐを投げてファウル取ろうと思ったんです。ストレート狙ってきてるかなっていうので。真っすぐでファウル取ろうと思ったんですけど、それが打たれはしたんですけど、感覚的には一番かなと。
――今日の初登板を迎えるまでに何を意識しましたか
技術的なところはそんなに、大学の時と継続してっていう感じなんですけど。一番はやっぱりケガをしない体づくりというか、肩回りの強化を、一番重点を置いてやってました
――登板後に稲葉2軍監督から何か言葉は
ナイスピッチとだけですね。
――同期のルーキーが活躍する中で1歩踏み出しました
1軍で活躍してる選手が何人かいるんで、それに比べたらまだまだ全然かなっていう感じはするんですけど。とりあえずはそのスタートラインには立てたんで、これから同期のピッチャーだけじゃなくて、ベイスターズの石上(東洋大で同期)とか、ああいう選手に負けないように取り組んでいきたいと思います。
――今後に向けては
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