絶好調の高卒5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手(22)が、10日DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督(66)が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島2連戦で1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0・5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。

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前川右京外野手(20)も井上に負けてはいられない。

10日からの敵地での3連戦に向け「いつもと変わらないので、頑張ります」と静かに闘志を燃やした。直近5試合は10打数1安打と苦しんでいるが、左翼を争う井上が10日に昇格即左翼で起用される見込みで、一層の奮起が求められる。2戦目の11日に対戦が予想される下手投げ右腕、中川颯には4月4日の対戦で2安打をマーク。出番がくればしっかりチャンスをものにしたい。

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