ステーブルフォード方式(得点制)で争われ、ツアー未勝利の細野勇策(21=三共グループ)が1イーグル、5バーディーの15点で、片岡尚之(26=CSテクノロジーズ)と首位に並んだ。1点差の3位は久保田皓也、上井邦浩ら4人。前週優勝の米沢蓮は1点で95位と出遅れた。得点はイーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点などと計算する。

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細野がスタートから順調に得点を伸ばした。前半に1イーグル、4バーディーを奪い「1日を通してすごくいいプレーができた。ボギーを打たずに回れたので良かった」とうなずいた。

1番パー4でバーディー発進すると、2番パー5はグリーン手前から残り40ヤードの第3打がカップイン。得点の高いイーグルを決めた。慣れない得点方式にも「スコアが良ければ上位にいくと思う」と戦略を変えることなく好結果につなげた。

左打ちのホープ。昨季からツアーに本格参戦し、10位以内が6度と成長を示した。シード権を得て迎えた今季は開幕戦23位の後は2戦続けて予選落ち。コーチの父誠一さんとスイングの修正点を整理し「1つやるべきことを持って、あとはいいショットをするだけ」とシンプルな思考を心がける。

後半は思うように得点を伸ばせなかったが、我慢して首位スタート。「自信は特にない。修正することはいっぱいある」と気を緩めることなく第2ラウンドに臨む。

前週に1打差で優勝を逃した片岡尚は好調をキープした。8バーディー、1ボギーで首位に並び「距離的にそんなに長いホールがない。僕のプレースタイルと合っている」と振り返った。

出だしの10番パー4はティーショットをOBとしたが、立て直した。バーディー数が多いと得点が伸びるためパットは普段より強く打つことを意識。9番は15メートルを沈めるなど好スコアにつなげた。