堀江貴文さん装う詐欺 70代が2.2億円被害 「驚愕の銘柄」と誘導

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写真はイメージ=ゲッティ

 大阪府警は9日、府内の会社経営の70代男性が無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて実業家の堀江貴文さんを装うラインアカウントから投資を持ち掛けられ、約2億2490万円をだまし取られたと発表した。

 府警特殊詐欺捜査課によると、男性は今年2月21日、インターネット上で興味がある先物取引などについて調べていたところ、「驚愕(きょうがく)の銘柄」の文字と堀江さんとみられる画像をあしらったバナー広告にアクセス。堀江さんを装うラインアカウントに誘導され、何度かやりとりする中で堀江さんの声に酷似した音声メッセージを受け取り、信じ込んだという。

 男性はその後、堀江さんを装うラインアカウントから「堀江さんのアシスタント」を称する別のラインアカウントを紹介され、主に二つのアカウントから銀の先物取引への投資を持ち掛けられた。男性は、相手の指定する口座に14回にわたって金を振り込んだという。4月に入り、いずれのアカウントともやりとりできなくなり、警察に相談した。

 府内では今年に入り、著名人の名前や画像を悪用したSNS(ネット交流サービス)上での詐欺被害が相次ぎ、府警は注意を呼び掛ける。9日時点で府内のこうした詐欺被害件数は約120件(被害総額は約17億6100万円)に上る。【二村祐士朗】

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