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偽造マイナンバーカードを使ったとみられる携帯電話の「乗っ取り」問題で、ソフトバンクの宮川潤一社長は9日、「マイナンバーカード原本と合わせて二重の本人確認をする運用が一部の店舗で不十分だった。迷惑を掛けて申し訳なかった」と陳謝した。
この日の決算説明会で問題に言及した。今後は運用を徹底した上で、偽造カードによる乗っ取りを防止する仕組みを各店舗に順次導入するという。
この問題を巡っては、大阪や東京の地方議員を標的に、携帯電話を機種変更して乗っ取り、ネットショッピングやキャッシュレス決済などで高級時計などを不正に購入する被害が確認されている。いずれも名古屋市のソフトバンクの店舗で、偽造とみられるカードが提示され、本人確認の手順を通過していた。【矢追健介】