後輩よ夢を追え 水球パリ五輪代表・荻原大地、鹿児島の母校訪問

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川口璃子さんから花束を受け取る荻原大地選手(左)=鹿児島市谷山中央8の鹿児島南高校で2024年5月8日午前8時49分、梅山崇撮影 拡大
川口璃子さんから花束を受け取る荻原大地選手(左)=鹿児島市谷山中央8の鹿児島南高校で2024年5月8日午前8時49分、梅山崇撮影

 パリ・オリンピック(7月26日~8月11日)の男子水球に出場する日本代表「ポセイドンジャパン」のメンバーに選ばれた日体大水球部主将の荻原大地選手(21)=4年=が8日、鹿児島市を訪れ、母校の県立鹿児島南高校で後輩900人余りにメッセージを伝えた。

 荻原選手は高校2年だった2019年、全国高校総合体育大会(インターハイ)の水球で同校を優勝に導いた。20年は新型コロナ禍で全ての大会が中止・延期になるなど苦汁をなめたが、大学に入って日本代表として活躍。昨年に中国・杭州で開かれたアジア大会では53年ぶりの優勝に貢献し、パリ五輪を決めた。

 荻原選手が母校で訴えたのは「夢を追いかけることの大切さ」。小学生の時に同市内の原田学園スイミングスクールで水球を始め、夢舞台へのきっかけとなった。「自分を追い込み、結果を出すことが最大の恩返し。絶対に活躍する」と誓った。

真剣な表情で練習する荻原大地選手=同選手提供 拡大
真剣な表情で練習する荻原大地選手=同選手提供

 右サイドでチャンスメークするのが身上。「カウンターが武器。守備から攻撃に転じたい」と意気込み、パリ五輪では8位入賞を目指している。卒業後はイタリアやギリシャなどに渡り、競技を続けたいという。

 同校水球部の梁瀬亮冴(りょうご)主将は「勇気をもらえるメッセージありがとうございました。私たちも少しでも荻原選手に近付けるよう頑張ります」とお礼の言葉を述べた。荻原選手はマネジャーの川口璃子さんから花束を受け取り、その後、鹿児島市役所へも出場報告に訪れた。

 荻原選手はハンガリーやイタリアでの合宿を経て、7月22日にパリ入りするという。【梅山崇】

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