フランス商工会議所、群馬に拠点開設へ 国内5カ所目、大都市以外初

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連携の合意書に署名した山本一太知事(左)と在日フランス商工会議所のジェローム・シュシャン会頭=県庁で2024年5月9日午前11時半、田所柳子撮影 拡大
連携の合意書に署名した山本一太知事(左)と在日フランス商工会議所のジェローム・シュシャン会頭=県庁で2024年5月9日午前11時半、田所柳子撮影

 在日フランス商工会議所と群馬県は9日、前橋市の県庁に国内5カ所目の拠点となる群馬デスクを近く開設すると発表した。県庁で開いた式典で、ジェローム・シュシャン会頭(ゴディバジャパン社長)は「東京から新幹線で1時間とアクセスしやすく、オフィス・工場(設置)が好コストという群馬の良さを伝えたい」と県内の企業立地の魅力を語った。

 本部は東京・日本橋で、大阪、名古屋、福岡各市に次いで前橋市にデスクが今回設置された。大都市以外では初。2023年8月に日本ミシュランタイヤが立地と災害の少なさなどを理由に本社を東京から群馬県太田市に移転させたことも影響しているという。仏企業のダノンジャパンの国内唯一の工場も同県館林市にある。

 山本一太知事は明治時代初期にフランス人の指導で作られた富岡製糸場を挙げ、「深いつながりのある群馬とフランスの企業がお互いウィンウィンとなる関係を作りたい」と強調した。会議所には650以上の日仏企業が加入し、フランス進出の支援や会員同士の交流がある。セレモニーでは参加した県内企業関係者に対し、正会員で27万円の年会費を群馬向けに13万円とするとの説明もあった。【田所柳子】

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