NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第29話が9日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)の姿が会場にない。梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子からの手紙が届いていた。夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出たという。梅子が寅子たちに想いを託す中、寅子の口述試験の日がやってくる。

そして合格発表。寅子、中山、久保田、轟の合格が知らされる。日本初の女性弁護士が誕生した。優三(仲野太賀)は不合格となり、今後の受験は断念すると決心する。

大吉は「試験なんでね、受かる人もいれば落ちる人もいる」と朝ドラ受け。「優三さんはいなくなるのかな」と話し、「行ってきます、と言ってましたけれど」と華丸は語った。鈴木奈穂子アナウンサーも「どうなるんでしょうね」と気にしていた。

大吉は「思うのが、このドラマ始まってまだひとつきちょいなんですよね。ここからあと、どうなるんですかね」と言うと、鈴木アナも「すごい展開早い、ここまで。どうなってくるんでしょうね」と驚いていた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。