ヤクルト村上宗隆内野手(24)が6試合連続打点を挙げた。

初回から畳みかけた。1点を先取した1回、なおも無死一、三塁でDeNA石田健の外角スライダーをたたいた。バウンドした打球は一、二塁間へ。右前適時打で2点目を追加し「いいところに飛んでくれました。チャンスで回ってきたら打点を挙げるのが僕の仕事。たくさんランナーありで回してほしいし、回してくれと思っています」。3点先行に貢献した。

6日の対戦では、DeNAに復帰した筒香の逆転3ランで敗戦した。同じアーチストとして「球場の雰囲気も含め、すごく押されていたので、あの場面で打てるのはさすが」と感服した。だが最優先されるべきは勝つこと。自身に1発がなくても、打線として3番オスナ、5番サンタナとのつながりが機能し「今日勝てたのでよかったです」と話した。

大記録へは依然、王手をかけたままだ。1日の巨人戦(東京ドーム)から3試合連続で本塁打を放ち、「村神様」たるゆえんを見せつけた。3日の中日戦では山田の26歳10カ月を抜いて、史上最年少で神宮100号を達成。翌4日は“確信歩き”の8号2ランで、史上最年少の通算200号にあと1本に迫った。

「自分の打席に集中するだけかなと思いますし、その準備は常にしているので。しっかり来た球を1発で仕留められるように頑張りたいと思います」。節目のアーチは10日からの本拠地巨人戦に持ち越された。【鎌田良美】

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