オリックス吉田輝星投手(23)が、故郷・秋田で3年連続凱旋(がいせん)を果たした。

球場は懐かしいこまちスタジアム。金足農3年だった2018年夏に同球場で秋田王者となり、甲子園大会で準優勝した。全国的なカナノウ旋風の出発点がこまちスタジアムだった。日本ハム在籍時の一昨年6月21日の楽天戦で先発し、5回途中2失点で負け投手となったが、18年夏のヒーローの帰還を待ちわびたファンの声援が球場にあふれた。昨年はイースタンリーグで登板し、今年は新しい所属チーム・オリックスのユニホーム姿を披露。2年ぶりに1軍戦力として戻ってきた。

一昨年の先発とは違い、今年は中継ぎで、登板機会は試合状況次第になる。試合前には「チームが勝って僕も抑えられれば一番、いいパフォーマンスになると思う。1球、1球頑張りたい」と意気込んだ。また秋田県出身の人気俳優、柳葉敏郎が始球式に登板することには「参考にさせてもらおうかなと思います、フォームで」と笑顔で語った。

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