三浦友和（72））が8日、都内で行われた映画「お終活　再春！　人生、ラプソディ」（香月秀之監督、5月31日公開）特別イベント付試写会舞台あいさつにサプライズで登壇した。

三浦は劇中で、俳優・三浦友和本人を演じた。CMに出演する洋服の青山が、60周年で映画に協賛しており、映画の冒頭で三浦本人が店舗を歩くシーンが出てくる。三浦は「CMに出て37年…特別協賛の縁で、本人役で少し、出していただいた。ただ、歩く…52年やって1番、難しいシーン」と、笑顔交じりで撮影を振り返った。

作品への思いも語った。「終活という言葉が、嫌な感じがあって好きじゃなかった」と言うが、一方で自身も70代を超え「古希を迎え、自然に受け入れている。ポジィティブに捉えられ、有為に、楽しく生きる考えなんだなと思った。この映画のテーマですよね」と、終活を前向きに受け止めているという。

この日、登壇した大村崑（92）とは意外にも初対面だったといい「初めまして。子どもの頃から、ずっと拝見していました」とあいさつした。一方で、花束を渡した主演の高畑淳子（69）から見つめられると「そんなに見ないでください」と照れた。高畑から「高校の時、なぜか三浦さんの運転免許証の写真を、どこからか入手して、ずっと持っていたんです。本物だ…それくらい好きだった」と熱く語りかけられると「期限切れの（免許証）ですよね？」と笑った。