J2で現在20位と最下位のザスパ群馬は8日、大槻毅監督(51)との契約を双方合意のもと解除することとなったと発表した。5月6日付。後任監督には、武藤覚ヘッドコーチが就任する。

クラブは「今シーズン第14節終了時点で1勝3分10敗となかなか勝ちきることが出来ず、5月6日の清水戦(0-3)後に大槻監督との対話を経て苦渋の決断ではありましたが、今回の決定に至りました」と説明した。

昨シーズン、22チーム制となったJ2リーグで過去最高成績となる11位。2020シーズンより4シーズン掲げ続けた勝ち点50以上という目標を達成することもできた。これらについては「紛れもなく大槻監督の手腕によるものであり、改めて大槻監督によるおよそ2年半の多大なるクラブへの尽力に深く感謝申し上げます」と謝意を示した。

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大槻監督のコメントは次の通り。

ザスパ群馬に関わる皆様

シーズン途中でチームを離れることとなりました。

2年4ヶ月、大変お世話になりました。

勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています。

クラブを支えていただいているパートナー企業の皆様、試合運営でいつもサポートしていただいているボランティアスタッフの皆様、Jリーグの中でも本当に素晴らしいスタジアムのピッチを用意していただいているスタッフの皆様、トレーニング環境を提供していただいている関係者の皆様、そして、いつも良い準備をしてくれた選手、チームスタッフ、クラブスタッフの皆様、そのほかにもたくさんの方々に支えられて、仕事をさせていただいたことに感謝いたします。

特に毎試合、サポートしていただき、いつもホームの試合でスタジアム入りする際に素晴らしい光景を作っていただいたサポーターの皆様には心より感謝いたします。

私はあの光景にいつも勇気をいただきました。

チームからは離れますが、ザスパ群馬の成長、成功を心から願っています。