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青森県十和田市の奥入瀬渓流は新緑の季節を迎えている。ブナが芽吹き、ツツジが咲きはじめ、清流と競演して美しい景観を作り出している。
十和田湖を水源とする長さ約14キロの渓流は、変化に富んだ流れや滝、奇岩が続く。渓流沿いの遊歩道からは、黄緑のブナの葉やピンクのツツジ、白い水しぶきが鮮やかに見える。訪れた人たちは、木漏れ日の中、せせらぎや野鳥のさえずりを聞きながらみずみずしい自然を楽しんでいた。緑は日に日に濃さを増していく。【足立旬子】