20年に亡くなったアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナさんの盗まれたワールドカップの「ゴールデンボールトロフィー」が発見され、6月6日にフランスでオークションに懸けられることになった。

フランスのオークション会社「アグット」の発表によると、数百万ドル(数億円以上)で落札される見込みだという。英BBCが報じている。

このトロフィーは、1986年W杯メキシコ大会で優勝した時に大会最優秀選手賞としてマラドーナさんに贈られたもの。16年にフランスで匿名の出品者によってオークションにかけられ、これを購入した人物もこれが何なのか知らなかったという。

アグットが所有するにあたり、この1年かけてトロフィーの真贋(しんがん)を慎重に調べたところ、本物だと判明した。オークション会社の担当者は「金塊を作るためにマフィアに盗まれたとか、いろんな話がある。このトロフィーは彼のキャリアの頂点を象徴するものだ」などと話している。