ドルトムント(ドイツ)がアウェーでパリ・サンジェルマン(フランス)を1-0で下し、2戦合計2-0で決勝進出を果たした。

35歳のベテランDFマッツ・フンメルスが決勝点を挙げるなど、ホームでの第1戦に続けて2試合連続でプレーヤーオブザマッチ(最優秀選手)に輝いた。

フンメルスはセンターバックとしてパリSGの壁となった。左右から送り込まれるクロスボールをはね返し、果敢なスライディングタックルでピンチの芽を摘んだ。

顔にボールを受けてピッチに倒れ込む場面もあり、まさに体を張り続けて、エムバペ擁するパリSGの猛攻を封じ切った。

殊勲のフンメルスは試合後、ダゾーンのインタビューに「僕のキャリアで欧州チャンピオンズリーグの得点は5しかない、(決勝進出は)その数字を伸ばすいい機会だ」とおどけた。

そして「グループステージの第2戦以来、どの試合でも勝てると信じてきた。今、(決勝の)ウェンブリーで勝てない理由がない。今日も積極的にプレーして試合のペースを握り、スタジアムの雰囲気を盛り上げられた。それが今日の成功のレシピだった」。ヒーローは笑顔でそう振り返った。

【動画】フンメルスが低い弾道のCKに頭を合わせてドルトムント先制点