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イスラエル軍は7日、パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトとの境界にあるラファ検問所を制圧したと発表した。軍は6日、検問所付近を含むラファ東部で住民に退避勧告を出し、戦車などを侵攻させていた。
軍によると、イスラム組織ハマスは5日、ラファ検問所付近から数キロ離れたガザ地区南東部のケレム・シャロム検問所を攻撃し、イスラエル兵4人が死亡した。そのため、イスラエル軍は6日夜から、ラファ東部で空爆や地上部隊による「限定的な」軍事作戦を実施。ハマスの戦闘員約20人を殺害したほか、ラファ検問所のガザ側を支配下に置いた。
ラファ検問所は昨年10月の戦闘開始以来、人道支援物資の搬入や援助関係者の入境などに使われてきた。イスラエル軍が制圧したことで、今後の支援物資の搬入に影響が出る可能性がある。【カイロ金子淳】