歌手松阪ゆうき(42)が7日、都内で、新曲「黄昏のシルエット」の発売記念ライブを行った。

幼いころから民謡に親しみ、音大で声楽を学んだ異色の経歴の持ち主。卒業後はミュージカル俳優としても活動し、現在は民謡、演歌やオペラまで幅広いレパートリーを歌いこなす“スーパーハイブリッドシンガー”として話題を集めている。

ライブは「まずは初心を忘れてはいけないので」とあいさつし、15年発売のデビュー曲「ふるさと帰り」でスタート。「今日は明日発売の新曲の発表会です。1曲目だけは、はかまを着ました。デビューしてから丸8年がたった。(コロナ禍で)思うような活動ができない時もありましたが、今は皆さんにお会いできます。新曲に合わせて髪の毛をくり色にして衣装も変えました。振り付けがあるのでダンスも習いました」と続けた。

74年前に発売された名曲「イヨマンテの夜」の歌唱ではミュージカルで鍛えた声を響かせた。「イヨマンテとはアイヌ語で『熊祭り』。18年に福島に行った時に夜中に車を運転していて小熊にぶつかって車が大破。新幹線で東京に戻ったこともありました」と驚きのエピソードも明かした。

「黄昏-」は8枚目のシングル曲。「幅広い皆さんに聞いていただけるような楽曲です。1位を目指して頑張ります」。

演歌歌手としてデビューして来年は10周年の節目。「この曲で勢いをつけて10周年に突き進みたい。『黄昏のシルエット』と『松阪ゆうき』の名前をより多くの人に届けたい。紅白歌合戦目指して頑張ります」と誓った。