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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ロシア経済、堅調のわけは 「孤立していない」と丸紅アナリスト

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経団連の歓迎昼食会で乾杯するプーチン大統領(右)と当時の今井敬・経団連会長=東京・大手町の経団連会館で2000年9月5日、竹内幹撮影
経団連の歓迎昼食会で乾杯するプーチン大統領(右)と当時の今井敬・経団連会長=東京・大手町の経団連会館で2000年9月5日、竹内幹撮影

 ロシアのプーチン大統領が7日、通算5期目となる新たな6年間の任期に入った。ウクライナでの戦争を続ける原動力となっているロシア経済の粘り強さと弱点はどこにあるのか。露経済に詳しい丸紅経済研究所の榎本裕洋所長代理に聞いた。【聞き手・真野森作】

 ――約四半世紀続く政権の評価は。

 ◆半分は幸運だった。2000年にプーチン氏が大統領に初就任したころから、原油価格が上昇した。その背景は中国経済の高成長だろう。ただ、エリツィン政権のままだったら、原油収入は「オリガルヒ」(新興財閥の経営者)や知事たちに吸い取られ、海外へ流れたはずだ。国内にため込んで再分配したのはプーチン氏の手腕とされている…

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