センターバックが総崩れしたマンチェスター・ユナイテッドが、ブラジル代表でボランチのカゼミロをDFで起用したが、0-4で大敗した。

リサンドロ・マルティネスとラファエル・バラン、ハリー・マグワイアら負傷者続出で、やむなくカゼミロがセンターバックとして出場した。

しかし前半12分に失点し、同39分にはカゼミロが中盤まで上がって積極的な守備でボール奪取を狙ったが、かわされて2点目を許した。後半21分にもボールを奪われて失点に絡むなど、散々な結果となった。

マンチェスターUは16勝6分け13敗の勝ち点54で8位。この日の負けでリーグ戦13敗となり、クラブ・ワーストの負け数を記録した。

さらにこの日の4失点で、通算81失点となり、76-77シーズン以降、最多失点タイ記録となった。まだリーグ戦3試合、FA杯1試合を残しており、こちらもワースト記録更新となりそうだ。クリスタルパレスに4点差以上で負けたのは、72年に0-5で負けて以来、52年ぶり。

テンハグ監督の今季限りでの退任が噂されてきたが、この日の不名誉な記録更新ラッシュで、退任の可能性は極めて高くなったといえそうだ。