サイゼ1号店「悪評だけだった」意外すぎる始まり 「わけのわからないものを出しているらしい」

拡大
縮小
サイゼリヤ
初期は悪評ばかりだったサイゼリヤ。経営が成功した理由とは?(写真:煩悩のネコ/PIXTA)
サイゼリヤ1号店は、最悪の立地だった。客もほとんど来ず、閑古鳥が鳴く日々。そこで、創業者の正垣泰彦氏は、料理をすべて7割引きにした。すると、新規の客やリピーターが増え、結果経営は安定したのだ。最悪・最低の状態だと思っていたことは、実は最高なことであり、結果が良くないときは、必ず自分が間違っている。つねに逆に考えることで正しくなり、幸せへと導く一歩になると著者は語る――。
※本稿は、正垣泰彦『サイゼリヤの法則 なぜ「自分中心」をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』の一部を再編集したものです。

結果が良くないときは「必ず」自分に原因アリ

望み通りの結果が得られなかったとき、あなたは見て見ぬふりをしていませんか?

「運が悪かった」「あいつのせいだ」と自分の非を認めなかったり、「何かの間違いだ」と現実を直視しないようにしていませんか?自分なりの方法に固執し続けようとしてはいませんか?

結果そのものを軽視したり、疑ったりする姿勢は、浅はかで、傲慢なものです。極めて非科学的な態度でもあります。

その結果がどのようなものであろうと、あなたが気に食わないものであっても、まずは謙虚な気持ちで受け入れなければなりません。そして、そこから軌道修正を行っていく。事態をより良い方向に好転させられるよう、あらためて観察、分析、判断、行動を積み重ねていくべきです。そこからしか、成功は生まれません。

次ページ悪評しか立たなかったサイゼリヤ1号店
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT