ブンデスリーガ・ドルトムントの高校生MFキエル・バッチェン(18)が、卒業試験のため、欧州チャンピオンズリーグ準決勝のパリ・サンジェルマン戦に欠場する。ドルトムントは7日(日本時間8日)アウェーでパリSGと準決勝第2戦を行う。

第1戦はホームで勝っており、引き分け以上で決勝進出が決まる大事な一戦。その試合に好調の高校生MFバッチェンがメンバーから外れた。昨年、U-17ドイツ代表のエースとして、U-17欧州選手権ハンガリー大会でチームを優勝に導いた逸材。3月には28年6月までの長期契約を結び、4日のアウグルブルク戦でプロデビューしたばかり。そのデビュー戦でいきなりアシストを記録するなど、現在、波に乗っており、今度のパリ遠征に帯同すると思われていた。

しかしメンバーから外れた。テルジッチ監督は「彼とは素晴らしい時間をともにしているが、今回のパリSG戦には一緒にいることができない。理由があって彼は卒業テストを受けないといけない」と話した。ドイツ・ビルト紙は6日「彼は昨年11月のU-17W杯にも学業のため不参加した。サッカーの新星は学業もおろそかにしない」と報じている。