ボクシング防衛の井上尚弥 ダウンを取られてからの攻防が真骨頂

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六回、ルイス・ネリ(手前)からダウンを奪い、TKO勝ちした井上尚弥=東京ドームで2024年5月6日、藤井達也撮影
六回、ルイス・ネリ(手前)からダウンを奪い、TKO勝ちした井上尚弥=東京ドームで2024年5月6日、藤井達也撮影

ボクシング 世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ(6日・東京ドーム)

○井上尚弥(大橋)―ルイス・ネリ(メキシコ)●

 自身初のダウンを取られてからの攻防が、洞察力に優れた井上尚弥の真骨頂だった。

 地鳴りのような声援で井上を迎えた観客があぜんとしたのは、一回中盤だ。独特のテンポで距離を詰めて小さく振り抜いたネリの左フックに崩れ落ちた。

 「サプライズ、たまにはいかがでしょうか」と、おどけた井上。「パンチの軌道が読めなかった」と反省しつつも、ここから父真吾トレーナーが評価する「見切り」の早さが生きた。

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