昨年の「キングオブコント」(KOC)王者のお笑いコンビ、サルゴリラが5日、東京・渋谷ユーロスペースで行われた3日連続開催の単独ライブ「カレー&ラーメン」最終公演を行った。

王者となって以降は初開催となる2年ぶりの単独ライブでチケットは即完売。公演では、会社の上司と残業した部下、講談師とテレビディレクターなどコント7本を披露。赤羽健壱(45)は「今までは賞レース用に向けてネタを作っていたんですけど、今回はそこから解放されて好きなように作りました。すごく手ごたえがあったので、もう1回(KOCに)出られるんじゃないかな」と笑顔で語った。

隣で聞いていた児玉智洋(44)は「勘弁して!」と反応しつつ「縛られずにネタができたので、それがすごく楽しかったです。優勝できたから関係者の人も増えて、差し入れがすごく豪華になったので食いすぎちゃいます」と語った。

今回から、しずるやライスとの演劇チーム「メトロンズ」のスタッフチームが制作に参加した。赤羽は「ネタは僕らが作ったんですけど、今回箱を使ったオシャレな演出とかをやってもらった」と明かし、児玉も「(演出が加わると)こうも変わるのかと思いました」と振り返った。

KOCについては児玉が「(自身らがマークした)歴代最高得点だけは奪われたくない!」と笑わせ「僕らの単独ライブとメトロンズを大きくしたい。それができたら最高の人生です」と意気込んだ。

一方の赤羽は「知名度を上げたい」と語った。千秋楽公演中にロビーで着替えていたところ、同じ施設内にある映画の上映を待っている観客と遭遇したそうで「そこで『握手してください!』と言われて…本番中に握手するっていう。でもそういうのはうれしいので、(街中で見かけたら)どんどん声をかけてほしいです」と呼びかけていた。

この日は来年6月から東京・中野ザ・ポケットで単独ライブ「カレー&ラーメン3」を開催することも発表した。