巨人が今季5度目の完封負けで2連敗を喫し、大型連休最終日を黒星で終えた。

中日梅津を攻めあぐね、5回までわずか1安打で、阿部監督は「要所でバーンっていいところにきて、それを打てなかった」。7度の得点圏はすべて凡退。大型連休を4勝5敗で負け越し勝率は5割、2位タイでDeNAに並ばれた。

試合前練習からアクシデントが起こった。スタメン予定だった梶谷が古傷の右膝を再び痛め、打撃練習の後グラウンドに姿を見せなかった。急きょ萩尾がスタメン起用。休養のため出番がなかった坂本に代わって中山が三塁に入り、先発横川を含め24歳以下が5人並ぶ若手主体で臨んだ一戦だった。だが我慢比べをする間もなく初回から失点。4回2失点で降板した横川に、阿部監督は「初球ほぼボール。キャッチャーからしたら今日は配球にならないです」と厳しく律した。

負傷の梶谷、9打席連続無安打の中山、敗戦投手の横川を降格させ、秋広、泉口、平内を昇格するてこ入れで再スタートを切る。阿部監督は「ゴールデンウイークも今日で終わりです」と連休続きの打線の奮起に期待を込めた。【栗田成芳】

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