ソフトバンク山川穂高内野手(32)が2発の“どすこい弾”をかっ飛ばした。

「完璧でした」。2-3の3回無死一塁。日本ハム北山の初球、外角高め直球を仕留めた。打球は左翼席上段へ一直線。5試合ぶりの1発は確信の7号2ランとなった。「しっかり来た球を打つつもりでいった」。基本に忠実を意識して一振りで決めた。

さらに5回の第3打席。2番手の北浦から8号ソロを放った。真ん中低め直球を左翼ホームランテラス席へ。今季2度目の連発弾。本拠地では移籍後初めてとなった。これで8本塁打、33打点はリーグトップ。「ホームランと打点は減らないので。僕はホームランと打点は意識しています」。4番として文句なしの仕事ぶり。王球団会長も「打つやつは打つんだよ。33(打点)か。100打点はいきそうだな」とうなずいた。

打線も今季初の3戦連続2桁安打をマーク。1試合3本塁打も初だ。猛打爆発で2位日本ハムとのカード3連戦の頭を取った。「対戦していてすごく勢いがあるチームだと思っている。2位ですし、どんどん差をつけていかないといけない」。これでゲーム差を3・5に広げた。「明日もベストを尽くしていきたい」。一気の首位固めへ、主砲は表情を引き締めた。【佐藤究】

▽ソフトバンク近藤(初回2死一、三塁から先制適時打)「(5番で)打点を稼ぐことになってくると思う。2人(3番柳田、4番山川)は豪快なのでひっそりやっていきたいなと思います」

▽ソフトバンク栗原(5回1死一塁で中越え適時二塁打)「しっかりと自分のスイングができました。いい流れに乗ることができて良かったです」

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧