井上尚弥、ドーム決戦制す 必然だった「出来過ぎのストーリー」

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二回、ルイス・ネリ(右)を攻める井上尚弥=東京ドームで2024年5月6日、藤井達也撮影
二回、ルイス・ネリ(右)を攻める井上尚弥=東京ドームで2024年5月6日、藤井達也撮影

ボクシング 世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ(6日・東京ドーム)

○井上尚弥(大橋)―ルイス・ネリ(メキシコ)●

 正真正銘、日本ボクシング史上最大と称された一戦を、モンスター(怪物)が制した。

 1988、90年に2回開催され、ともに5万人超を集めたとされる世界ヘビー級王者のマイク・タイソンの東京ドーム戦。その「伝説」を30年以上の時を経て再現したのは、井上尚弥の実力に他ならなかった。

 米専門誌による全階級を通じた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド」1位選出(2022年6月)に、史上2人目となる2階級での主要4団体王座統一(23年12月)――。井上尚は強さのみで世間の耳目を集め、2階級目の4団体王座統一を果たしたマーロン・タパレス(フィリピン)戦は抽選販売に約10万人の応募があり、最高額22万円のチケットも完売した。

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