昨年放送のTBS日曜劇場「VIVANT」でブレークした、元力士で俳優の富栄ドラム(32)が6日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜午前8時)にゲスト出演。角界入りの意外なきっかけを語った。

富栄は08年に伊勢ケ浜部屋に入門。引退後は「VIVANT」のドラム役を好演し、一躍注目を集めた。幼少期は米プロレス団体WWEに憧れ「将来はWWEスーパースターになりたいな」と夢を抱いていたという。

中学時代は柔道部に在籍。卒業後、プロレスラーになる夢を持ちながら相撲界に進んだ理由については「進学を考える頃、どうやったらプロレスラーになる近道かなと思っていた時に、たまたま柔道部が借り出された相撲大会があって。その時に校長先生が『回転ずしを腹いっぱい食べさせてくれる』って言ってくれて。行った時にちょうど親方にスカウトされて」と振り返った。

「相撲はあまり興味ないし、プロレスラーになりたいんでいいです」と一度は断ったが、「『プロレスラーになる一番の近道だ』って言われて。確かにそうだな」と思い直したという。「高校に行って学問を学ぶのもありだと思ったけど、人生懸けて体を鍛えることって一番プロレスラーに近づくことかなと思ったので相撲部屋に行きました」と入門の経緯を語った。

パーソナリティーのフリーアナ垣花正が「回転ずしに釣られてなければ相撲部屋には行ってない?」と確認すると、富栄は「絶対に行ってない。そもそも会うこともなかった」と断言。その後連れて行かれた回転ずしでは「その時中学校2年だったんですけど、30皿くらいいったと思う」と笑っていた。