アルゼンチン・サッカー協会は5日、自国開催だった1978年FIFAワールドカップ(W杯)で同国代表監督を務め、初優勝に導いたセサル・ルイス・メノッティさんが死去したと発表した。85歳だった。死因は明らかにしていない。

メノッティさんは1979年に日本で行われた世界ユース選手権(現U-20W杯)で、MFマラドーナを擁したアルゼンチン代表を率いて優勝。78年W杯では大会直前に当時17歳だったマラドーナをチームから外したが、FWケンペスが躍動し、決勝でオランダを3-1で下して優勝した。

W杯では82年大会も同国代表を指揮し、91~92年にはメキシコ代表監督も務めた。バルセロナ(スペイン)、アトレチコ・マドリード(スペイン)、サンプドリア(イタリア)、ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)など各国の名門クラブを率いた。

92年には日本代表監督の候補にも挙がった。