リバプールのMF遠藤航(31)はホームのトットナム戦に4-0の後半20分まで出場した。前半16分に先制点の起点になり、チームは4-2で勝って3試合ぶりの勝利を挙げた。

中盤の底のアンカーで先発した遠藤は序盤から攻守に奮闘した。前半16分、右からのパスを受けてすぐさま左に大きくサイドチェンジ。これをフリーで受けたFWガクポが中に切れ込んでクロスを送ると、最後はFWサラーが頭で合わせて先制した。

前半45分には遠藤の右からのパスをMFマクアリスターがワンタッチで縦へ。右サイド深くに抜け出したDFアレクサンダーアーノルドがクロスを送り、DFロバートソンが落としたボールをサラーが左足でシュートを打った。これはGKに防がれたが、こぼれ球をロバートソンが押し込んで追加点を挙げた。

後半5分にはMFエリオットの右からのクロスをガクポが高い打点のヘッドで3点目。14分にはエリオットが見事な左足ミドルシュートを決めて4-0とした。遠藤は20分に退き、その後にチームは2点を失ったが、4-2で3試合ぶりの勝ち点3を手にした。

クロップ監督は「4-0とリードしたが、私が(選手交代で)変更を加えたせいか、組織力を失ってしまった」としながらも「選手たちのパフォーマンスには満足している。それぞれの選手が持ち味を出し、しっかりとチームとして戦った」と振り返った。