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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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通算5期目入りも「プーチン後」見通せぬロシア 油本法政大教授

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対独戦勝記念式典の会場を後にするウラジーミル・プーチン露大統領(中央)=モスクワで2022年5月9日、前谷宏撮影
対独戦勝記念式典の会場を後にするウラジーミル・プーチン露大統領(中央)=モスクワで2022年5月9日、前谷宏撮影

 ロシアのプーチン大統領が7日、通算5期目となる新たな6年間の任期に入る。四半世紀近い長期統治の来歴と展望について、油本真理法政大教授(ロシア内政)に聞いた。【聞き手・真野森作】

 ――2000年から続く政権の評価は。

 ◆初期に国内の混乱を収拾したのは重要な成果だったが、中央集権化をやり過ぎたところがある。そして2期目(04~08年)の終わりごろから、徐々に強権的な方向へ進んだ。決定的だったのは、11~12年に起きた下院選不正疑惑に対する反政権デモだ。これまでのやり方では通用しないと考え、締め付けを強めた。

 14年のウクライナ南部クリミア半島の一方的併合は、…

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