DeNAが旋風を巻き起こす。三浦大輔監督(50)が5日の広島戦(マツダスタジアム)後、米メジャーから復帰した筒香嘉智外野手(32)が6日ヤクルト戦(横浜)から1軍に合流することを明言した。

試合では牧秀悟内野手(26)が6回1死一塁、球団の日本人で最速となる通算500安打目の4号2ランなどで快勝。5月は3勝1敗と上昇気流に乗りつつある。日米通算223本塁打を誇る背番号25の合流で、さらに勢いを加速していく。

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三浦監督が決断した。「明日から呼びます」と筒香の1軍合流を明かした。イースタン・リーグでは実戦6試合で打率1割7分6厘。調整を続けてきたファームの監督、コーチ、スタッフや本人と現在の状態を擦り合わせ「(ファームでは)ヒットはそんなに出てないかもしれないですけど、何本打ったからとか、ホームランを打ったからどうこうという選手じゃないので」と信頼を寄せた。

チームメートも帰還を心待ちにする。筒香から主将を引き継いだ佐野は「一緒にプレーするのは5年ぶりになる。僕自身も成長した姿を見てほしいですし、いろいろな野球のこととか、会えなかった5年間で聞きたいこともたくさんあるので楽しみ。ポジションは重なるので負けないように頑張りたい」と再会に胸を高鳴らせつつ、気を引き締めた。初対面になる現主将の牧は「緊張してます。プレースタイルは見てきたので、すごい方とは分かってますけど人柄は楽しみな部分でもある。何も知らないからこそ、話しかけていきたい」と目を輝かせた。

4月末には今季ワーストとなる借金4まで膨らんだが、5月に入ってからは4戦3勝で借金は1まで返済した。この日の広島戦も投打がかみ合い、佐野、牧と主軸の1発と大貫の好投で今季2度目の完封勝利。筒香の合流でさらに勢力を強め、26年ぶりの優勝へ突き進んでいく。

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