大混乱のJR京都駅 不審物は衣類 一時運転見合わせ8.5万人影響

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
不審物が発見され、一時混雑したJR京都駅の改札付近=京都市下京区で2024年5月5日午後6時27分、山崎一輝撮影 拡大
不審物が発見され、一時混雑したJR京都駅の改札付近=京都市下京区で2024年5月5日午後6時27分、山崎一輝撮影

 5日午後4時35分ごろ、JR京都駅(京都市下京区)で不審物が見つかったとの情報があり、JR西日本は京都線や奈良線などで約1時間半、運転を見合わせた。京都府警下京署が調べたが危険物は確認されず、けが人もなかった。この騒動で計80本の列車が運休したほか、最大約1時間40分の遅れが生じ、約8万5000人に影響した。大型連休中で駅構内は観光客らで混雑しており、現場は一時騒然とした。

 下京署やJR西によると、午後4時4分に3番線に到着した近江舞子発京都行き普通列車(6両編成)の先頭車両の網棚に、リュックサックが置かれているのを乗客が見つけ、駅員に連絡。駅員がリュックの外側に「四塩化一黄酸」と黒色の文字で書かれているのを見て、110番通報した。

 同署などはホームを封鎖し、乗客らを避難させてリュックの中身を確認。中には衣類や軍手などが入っており、危険物ではなかった。同署は故意ではなく遺失物だったとして、リュックを持ち主に返還した。【日高沙妃、長沼辰哉】

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月