左脇腹肉離れで離脱していた北海道コンサドーレ札幌DF岡村大八(27)が6日ホームFC東京戦(札幌ドーム)で3試合ぶりに戦列復帰する。

5日、札幌・宮の沢での前日練習でフルメニューを消化した。4月20日サンフレッチェ広島戦(1-1)で負傷していた。「だいぶ痛みは減ってきたので、次の東京戦には個人的にはいくつもりではいる」と、出場へ意欲を示した。

弟分に主力の座を譲るつもりはない。開幕から守備の要として3バック中央を担ってきた。前節3日セレッソ大阪戦(1-1)は、DF家泉怜依(24)がJ1初先発&フル出場で同位置を務めた。1月の沖縄キャンプから宿舎の同部屋で、下部カテゴリーからはい上がってきたキャリアも自身と重なり、かわいがっているが、「同じポジションを争う身としては、彼もライバルだと思っている。俺が戻って来たからには、お前は下がってろって気持ちでやっていきたい」。切磋琢磨(せっさたくま)しながら競い合う。

チームは5戦負けなし(1勝4分け)も現在降格圏の19位。直近4試合は、先制しながら同点に追いつかれている。「チームを勝ちに導くための必要な声、姿勢、立ち居振る舞いをやっていかないといけない」と、DFラインを統率して、5試合ぶり白星を目指す。【保坂果那】