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「こどもの日」の5日、子どもたちの健やかな成長を願う稚児行列が北九州市小倉北区室町で催され、きらびやかな装束をまとった3~8歳の男女7人が、付き添いの家族らと一緒に長崎街道などを練り歩いた。
長崎街道の起点に位置する常盤橋周辺の活性化につなげようと、住民らが開いたイベント「第15回長崎街道起点(きてん)ちゃ室町」の一環。新型コロナウイルスの影響で開催は5年ぶりとなった。
上衣とはかまを着て、化粧を施された子どもたちは、男子は金の烏帽子(えぼし)、女子は天冠(てんがん)をかぶり、巫女(みこ)姿の女性が先導。行列は常盤橋のたもとから出発し、八坂神社(同区城内)までの往復約1キロを粛々と歩き、神社では家族も含めて参加者全員が神妙な面持ちで神事に臨んでいた。
参加した同区の大串彩心(あこ)ちゃん(6)は「きれいな冠をかぶって、神社にお参りに行ったのが楽しかった」と笑顔。母由紀子さん(47)は「本人は緊張している様子だったが、良い思い出になったと思う」と目を細めた。同区の射手園(いてぞの)陸人ちゃん(5)は「かっこいい大人になりたい」。同区の小学3年、三ノ丸柚結(ゆずゆ)さん(8)は「将来は薬剤師になりたい」と夢を語った。【成松秋穂】