レアル・マドリードが2季ぶり36度目のリーグ優勝を決めた。ホームで行われたスペインリーグ第34節でカディスと対戦し、ブラヒム・ディアス、ベリンガム、ホセルが後半にゴールを決めて3-0で勝利した。この直後に2位だったバルセロナがジローナに敗れ、4試合を残してRマドリードの優勝が確定した。

Rマドリードのアンチェロッティ監督(64)はカディス戦後に今季のスペインリーグにおける最も重要な瞬間は「バルセロナ戦でのベリンガムのゴールだった」と言った。その記者会見のもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督は36回目の優勝に対する評価を聞かれると、「我々はまだチャンピオンではないので、評価を下すのは待つ必要がある(この会見の時点ではまだ優勝は決まっていない)。しかし我々はここまでほとんどミスがなく、継続性があり、本当に素晴らしかった。勝ち点に関するアドバンテージは自分たちにふさわしいものだ」と返答した。

今季のリーグ戦で最も重要な瞬間については「それは我々がリードを勝ち点11差に戻したバルセロナ戦でのベリンガムのゴールだった」と明言した。この試合が行われたのは4月21日。Rマドリードは第32節でバルセロナをホームに迎え、2-2で迎えた後半アディショナルタイムにベリンガムが決勝点を記録し、優勝に大きく前進した。

またアンチェロッティ監督は、今季開幕直前に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷、そして今年3月に右膝内側半月板損傷のけがを負った後、今回のカディス戦で9カ月ぶりに復帰した守護神のクルトワについて「戦列復帰したが、出場時間が必要だ。そのため、まだ足りないものがある。ミリトンと同じように、今後の試合で起用していくつもりだ」と明かした。

(高橋智行通信員)