モナコのMF南野拓実(29)はホームのクレルモン戦で先発出場し、前半16分に今季9点目となる先制ゴールを決めた。3-1の後半42分には追加点をアシスト。後半終了間際までプレーし、チームの4-1勝利に貢献した。

鮮やかなコントロールシュートだった。前半16分、こぼれ球をペナルティーエリア手前で拾うと、右足でゴール右上隅へ見事に突き刺した。今季9点目について「自分の足元にボールが来て、周りにスペースがあったので余裕を持ってプレーできた。シュートがうまく右上隅に決まったのでうれしい」と振り返った。

同点に追い付かれた直後の前半37分には狭いスペースでFWエンボロのゴールの起点になるワンタッチパス。後半12分には追加点につながるパスを送った。さらに同42分にはアシスト。味方のスルーパスに左サイドから抜け出し、FWベンイェデルのゴールをお膳立てした。今季6アシスト目。1得点1アシストを含む全ゴールに絡む活躍を見せた。

チームは2試合ぶりの勝利で勝ち点を61とし、暫定ながら同57で3位のブレスト、同55で4位のリールとの差を広げた。上位3チームが来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)本戦の出場権を獲得し、4位のチームが予選ラウンドからの出場となる。

好調を維持するアタッカーは「個人的に勝ち点3を獲得できてうれしい。この最後の3試合は非常に重要で、ブレストとリールに追いつかれる可能性があるので1つも落とすことはできない。勝ち続けなければならない」と気を引き締めた。

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