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沼津から、届け友情パワー! 「キン肉マンミュージアム」に古参ファンのマンガ家が突撃サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/7 ページ)

» 2024年05月05日 07時14分 公開
[サダタローITmedia]

 4月29日の「29(ニク)の日」、静岡県の沼津市に漫画「キン肉マン」の初の常設ミュージアムとなる「キン肉マンミュージアム」がオープンしました。子供のころから大ファンのボクとしては行かないわけにはいきません。オープン前日に行われたメディア先行内覧会に参加してきました。

「キン肉マンミュージアム」© ゆでたまご / 2024 Kinnikuman Museum In Numazu All Rights Reserved.

 キン肉マンは、「週刊少年ジャンプ」で1979年に連載を始め、今年で45年となります。ボクも幼い頃に触れ、ダメ超人のキン肉マンが“友情パワー”を武器に悪の超人に立ち向かうストーリーに熱中しました。今でもWebで連載(『週プレNEWS』など)している最新シリーズを追いかけています。

 キン肉マンミュージアムには、キン肉マンの歴史が分かる展示の他、主要な超人の等身大フィギュア、作者のゆでたまご先生が実際に使っているペンなど、様々な展示がありました。ウォーズマンに「キン肉バスター」をかけたり、「超人血盟軍」の秘密練習場で特訓したりする場面のフォトスポットも必見です。

 中でも個人的に一番の見どころだと感じたのは、キン肉マンの複製原画展示コーナーでした。懐かしいジャンプ時代のものから最近のものまで、現在もアナログで描き続けられているという原画の数々は、複製でも迫力満点です。45年間の画の変遷も見ることができて、このコーナーだけで何時間も過ごせそうでした。

沼津にミュージアムをオープンした理由

 今回の内覧会では、ゆでたまごの原作担当・嶋田隆司先生が登壇するトークイベントも行われました。ミュージアムを沼津市に開設した理由について、「夢の超人タッグ編」に登場する「トーナメントマウンテン」は富士山の隣という設定があること。そして山や海もあり、食べ物が美味しくて富士山がきれいに見える沼津の地を嶋田先生はとても気に入ったそうです。

 個人的にはもう少し東京に近いとありがたいのですが、「沼津を盛り上げ、ミュージアムをキン肉マンの発信基地にしたい」という嶋田先生の熱い思いを聞くと、ファンとしてはもう頷くしかありません。これからも多彩なイベントや展示で、ボクを沼津に呼び寄せてほしいと思います。

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